iTerm2 の概要
iTerm2 は、Mac の「ターミナル」アプリに代わる、無料でオープンソースのターミナルです。「ターミナル」でできることはすべてでき、さらに多くの機能が加わっています。ペインの分割、どこからでも呼び出せるホットキーウインドウ、強力な検索、自動補完、ペースト履歴、消えたテキストを取り戻せるインスタントリプレイ、出力に反応するトリガ、そして tmux との深い連携です。iTerm2 は George Nachman が開発し、GPL-2.0 ライセンスで公開されています。
iTerm2 3.7 には macOS 13 Ventura 以降が必要です。プロファイルで細かく設定でき、シェル統合を使えば、プロンプトの位置、実行したコマンド、今いるフォルダを iTerm2 が把握します。最近のバージョンには、自分の API キーで設定して使うオプションの AI 機能もあります。
主な機能
iTerm2 は、上級ユーザーが「ターミナル」に足りないと感じる機能をそろえています。
- ペイン分割:タブを縦横に、好きなだけペインに分割できます。
- ホットキーウインドウ:どのアプリからでも、キー 1 つでターミナルを呼び出せます。
- 検索:一致箇所を強調表示し、正規表現も使って、1 つのタブまたはすべてのタブを検索できます。
- 自動補完:command-; で、ウインドウに表示された単語を補完できます。
- ペースト履歴とインスタントリプレイ:コピーしたテキストをさかのぼり、消えたテキストを取り戻せます。
- トリガ:パターンに一致するテキストが出力されたときに、アクションを実行します。
- シェル統合:プロンプト間を移動したり、コマンドの状態を確認したりできます。
- tmux 連携:tmux のセッションを iTerm2 のネイティブのウインドウやタブとして使えます。
- プロファイルと色:タグ付きプロファイル、24 ビットカラー、読みやすさのためのオプション。
バージョン 3.7.6 の新機能
iTerm2 3.7.6 には、3.7.5 に入っていなかった修正が含まれています。
- AI がすでに使える場合、Companion の設定アシスタントが API キーを求めないように
- AI の API キーを、そのキーの提供元のサーバにだけ送信するように
- 一部のトリガ、ベルの音、tmux 連携ウインドウでのクラッシュを修正
- AI チャットの返答を止めると、ほかのチャットに影響せず本当に止まるように
- デバッグログに AI の API キーが含まれないように
iTerm2 のよくある質問
iTerm2 は無料ですか?
はい。iTerm2 は無料のオープンソースソフトで、GPL-2.0 ライセンスで公開されています。寄付で開発者を支援することもできます。
iTerm2 に必要な macOS のバージョンは?
iTerm2 3.7 には macOS 13 Ventura 以降が必要です。古いシステム向けの旧バージョンは iterm2.com に掲載されています。
iTerm2 と Mac の「ターミナル」の違いは?
iTerm2 には、ペイン分割、ホットキーウインドウ、より強力な検索、自動補完、ペースト履歴、インスタントリプレイ、トリガ、シェル統合、tmux 連携があり、設定項目もずっと豊富です。
iTerm2 でペインを分割するには?
command-D で左右に、shift-command-D で上下に分割します。1 つのタブにいくつでもペインを作れます。
iTerm2 のホットキーウインドウとは何ですか?
自分で決めたキーを押すと、ほかのアプリを使っていても現れるターミナルウインドウです。もう一度押すと隠れます。
iTerm2 の tmux 連携とは何ですか?
tmux 連携を使うと、tmux のウインドウやペインが iTerm2 のネイティブのウインドウ、タブ、分割ペインとして表示されます。接続を切っても、サーバ上のセッションは動き続けます。
iTerm2 は AI を使いますか?
iTerm2 にはオプションの AI 機能があります。自分の API キーで設定したときだけ動作し、iTerm2 3.7.6 は各キーをその提供元にだけ送信します。
iTerm2 のトリガとは何ですか?
トリガは、正規表現に一致するテキストが出力されたときに実行されるアクションです。単語の強調表示、プロンプトへの自動応答、通知の表示などに使えます。
iTerm2 をアップデートするには?
iTerm2 は自動でアップデートを確認し、インストールを提案します。iterm2.com から最新の安定版をダウンロードすることもできます。
iterm2.FULLMAC.app の iTerm2 のダウンロードはどこから提供されていますか?
ダウンロードボタンは、iTerm2 の公式サイト https://iterm2.com/ につながっています。iterm2.FULLMAC.app がアプリを改変したり再パッケージしたりすることはありません。
似ているアプリ
- tmuxtmux は、無料でオープンソースのターミナルマルチプレクサです。1 つのターミナルの中で複数のプログラムを、ウインドウや横に並んだペインに分けて動かし、キーボードで切り替えられます。いちばん便利なのはセッションです。セッションからデタッチしても中身はすべて動き続け、ターミナルを閉じたり SSH 接続が切れたりしても大丈夫です。あとでアタッチし直せば、中断したところから続けられます。tmux は Nicholas Marriott とコントリビュータが開発し、ISC ライセンスで公開されています。開発ツール
VigilVigil は、コーディングエージェントをチームとして動かすための、無料でオープンソースの Mac ネイティブターミナルです。複数のエージェントのウィンドウ間で自分でメッセージをコピーする代わりに、ルートのマネージャーエージェントにタスクを渡すと、マネージャーが自分のワーカーエージェントやサブマネージャーを起動します。詳細はツリーを下へ流れ、結果は要約としてマネージャーへ戻るので、マネージャーのコンテキストは軽く保たれます。ライブのノードツリーでチーム全体を一度に見渡せ、各ノードはエージェント自身のターミナル画面をそのまま保つため、どのノードでも開いて直接操作を引き継げます。開発ツール
SwitchShuttleSwitchShuttle は、よく使うターミナルコマンドをワンクリックやキーボードショートカットで実行できる Mac のメニューバーアプリです。コマンドを階層化したサブメニューに整理し、それぞれにグローバルホットキーと絵文字アイコンを割り当てれば、ターミナルを開いて入力しなくても、どこからでも実行できます。iTerm、Terminal、Warp、Alacritty、Hyper などのターミナルに対応し、各コマンドは現在のウィンドウ、新しいタブ、新しいウィンドウのいずれかで実行できます。開発ツール
tty7tty7 は Rust で書かれた GPU レンダリングのターミナルで、Zed の gpui と Alacritty のターミナルコアをもとに作られています。シェルとペインを持つのはウィンドウではなくバックグラウンドのサーバーなので、アプリを終了してもシェルは tmux なしで動き続けます。再起動後は、レイアウト、画面、対応エージェントの会話が元に戻ります。開発ツール
TabbyTabby(旧称 Terminus)は、SSH、Telnet、シリアル通信のクライアントとしても使える、細かく設定できるターミナルエミュレータです。タブと分割ペインを備えたローカルのターミナル、サーバーの接続マネージャ、ルーターやマイコンなどの機器向けのシリアルターミナルを、1 つのアプリでまかなえます。SSH のパスワードや鍵は暗号化されたボルトに保管でき、SSH 経由でファイルを転送でき、テーマやプラグインで見た目や機能を変えられます。Tabby は Eugene Pankov が開発しており、Mac、Windows、Linux で動作します。開発ツール
kittykitty は、GPU でテキストを描画する高速で高機能なターミナルエミュレータです。スクロールや大量の出力もなめらかに表示されます。タブと分割ウインドウを備え、複数のレイアウトが組み込まれているほか、トゥルーカラー、合字、絵文字に対応し、ターミナルの中に直接画像を表示する独自のグラフィックスプロトコルも持っています。スクリプトやコマンドラインから操作でき、kitten と呼ばれる小さなプログラムで機能を拡張できます。設定を引き継いだ SSH、ファイルの左右比較、Unicode 文字の入力などに使えます。kitty は calibre の開発者でもある Kovid Goyal が作っています。開発ツール
FULLMAC.app はこのアプリをホストしていません。ダウンロードボタンは開発元のページにリンクしています。